「ブリンクリー『ジャパン』誌と天心の作品解説」
期間
1回目:平成21年4月1日(水曜日)~9月30日(水曜日)
2回目:平成21年10月1日(木曜日)~平成22年4月28日(水曜日)
ブリンクリー『ジャパン』誌と天心の作品解説
明治30年(1897)から翌年にかけてアメリカで出版された『ジャパン』誌10巻は、当時の日本で活躍していたジャーナリストのブリンクリーにより編集執筆された豪華本で、日本の歴史、文化、風習の詳細な解説を中心に、著名な写真家によるコロタイプ製版写真や、写真に丁寧な手彩色がほどこされた図版などを収載した日本風俗の紹介図鑑とも言えるものでした。
そして、毎回このシリーズの最後に、特典のように掲載されていたのが、多色刷り木版画による日本美術の複製画であり、それに添えられた当時東京美術学校の校長を務めていた岡倉天心による解説文でした。
ブリンクリーと天心との関わりは、この本以外にはほとんど知られていませんが、日本の文化、美術をこよなく愛し、当時の報道分野で活躍していたブリンクリーが、天心との知遇がなかったと考える方が不自然だと思われます。
今回のテーマ展示では、当館の資料コレクションの中から、この『ジャパン』誌を紹介するとともに、その中に掲載された天心による解説文を読むことによって、掲載された日本美術の魅力を味わってみたいと思います。
フランシス・ブリンクリーについて(Francis Blinkley,1841-1912)
ブリンクリーの肖像写真
関係資料
- 1回目
- ジャパン第1巻
内容はこちら(pdf 273 KB)
- ジャパン第4巻
内容はこちら(pdf 254 KB)
- ジャパン第1巻
- 1回目
- 2回目
- ジャパン第1巻
内容はこちら(pdf 125 KB)
- ジャパン第3巻
内容はこちら(pdf 359 KB)
- ジャパン第9巻
内容はこちら(pdf 364 KB)
- ジャパン第1巻
河鍋暁斎絵日記に描かれたブリンクリー
「ふれんき君画帖ヲ見テヨロコブ」
明治20年3月12日- 2回目
掲載日 令和6年11月6日