平成9年度(1997年4月~1998年3月)
1997年11月8日(土曜日)~12月14日(日曜日)
企画展 開館記念展 「天心と五浦の作家たち」

明治時代、新しい日本画の創造に指導的役割を果たしたのが岡倉天心(1863-1913)であり、それを実践したのが日本美術院の横山大観らであった。
明治39年(1906)、日本美術院の絵画部が茨城県大津町五浦に移され、天心と共に横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山はこの地に移住し研鑽を積んだ。
本展では、明治期に描かれた大観ら五浦の作家の作品を中心に、近代日本画の先駆者であり東京美術学校の礎を築いた狩野芳崖や大観らの直接の師である橋本雅邦の作品も併せて76点を紹介し、明治の日本画改革運動をさぐるとともに、天心と五浦の作家たちが美術史上に果たした役割と意義について検証した。
明治39年(1906)、日本美術院の絵画部が茨城県大津町五浦に移され、天心と共に横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山はこの地に移住し研鑽を積んだ。
本展では、明治期に描かれた大観ら五浦の作家の作品を中心に、近代日本画の先駆者であり東京美術学校の礎を築いた狩野芳崖や大観らの直接の師である橋本雅邦の作品も併せて76点を紹介し、明治の日本画改革運動をさぐるとともに、天心と五浦の作家たちが美術史上に果たした役割と意義について検証した。
会場の様子
会場の様子
シンポジウム「天心と近代日本美術のあゆみ」(11月23日)
シンポジウム「天心と近代日本美術のあゆみ」(11月23日)
1997年12月20日(土曜日)~1998年3月1日(日曜日)
所蔵品展 再興日本美術院の作家たちI

日本美術院の再興から平成のはじめに至る中で活躍した作家の作品を2回シリーズで紹介。
その1回目として、大正時代に制作された作品を中心に、横山大観、下村観山、木村武山をはじめ、安田靫彦、小川芋銭など当時の新鋭作家の作品を展示、紹介した。
その1回目として、大正時代に制作された作品を中心に、横山大観、下村観山、木村武山をはじめ、安田靫彦、小川芋銭など当時の新鋭作家の作品を展示、紹介した。
1998年3月7日(土曜日)~4月5日(日曜日)
企画展 近代日本画に見る美人画名作展 耽美の時―福富太郎コレクション

近代日本画に見る美人画名作展 耽美の時―福富太郎コレクション
古来、日本では女性美がテーマとして描かれ、見る者を魅了してきた。近代の美人画は、江戸期に隆盛した浮世絵から派生し、また影響を受けた画家たちによってひとつのジャンルとして確立され、大衆の人気を得た。
本展では、福富太郎氏のコレクションの中から、鏑木清方を中心に、上村松園、竹久夢二、伊東深水など、主に明治から昭和初期にかけて活躍した美人画家の作品67点を展示。
単なる美しい女性像としてだけではなく、その時代の背景にある世相風俗、当時の生活感が伝わってくるドラマのある女性像、そして、時代の変化とともに急激に失われた日本の風俗等、本展を通して紹介した。
古来、日本では女性美がテーマとして描かれ、見る者を魅了してきた。近代の美人画は、江戸期に隆盛した浮世絵から派生し、また影響を受けた画家たちによってひとつのジャンルとして確立され、大衆の人気を得た。
本展では、福富太郎氏のコレクションの中から、鏑木清方を中心に、上村松園、竹久夢二、伊東深水など、主に明治から昭和初期にかけて活躍した美人画家の作品67点を展示。
単なる美しい女性像としてだけではなく、その時代の背景にある世相風俗、当時の生活感が伝わってくるドラマのある女性像、そして、時代の変化とともに急激に失われた日本の風俗等、本展を通して紹介した。
会場の様子
会場の様子
会場の様子
掲載日 令和6年12月20日