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本日 9月25日(木)の開館状況

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トップ企画展令和7年度(2025年4月~2026年3月)> 企画展 「パステルカラーな気分」 ―日本画、水彩画、油彩画による―

企画展 「パステルカラーな気分」 ―日本画、水彩画、油彩画による―

展覧会概要

コーラル・ピンクやペール・ブルー、日本古来の色名なら藤色や桜色。白みがかった柔らかな色調の「パステルカラー」は、本来は粉末の顔料をチョークのように固めた棒状の画材「パステル」の特有の色彩を指します。見る人に爽やかで清潔な印象を与え、心を明るく優しい気分にしてくれるパステルカラーは、現在ではパステル画のみならず、ファッションやインテリア、自動車など、私たちの身の回りを彩る色彩として人気を集めています。
本展は、近代から現代にかけての画家たちによって描かれた、パステルカラーの映える日本画・水彩画・油彩画を集めた展覧会です。カラフルで、明るく透明感ある色彩が展示室を彩ります。それぞれ異なる画材により描き出される、パステルカラーの表現をお楽しみください。

水木しげるの妖怪 百鬼夜行展ポスター表 パステルカラーな気分展チラシ裏

pdfパステルカラーな気分」チラシ(pdf 1.41 MB)

pdfプレスリリース「パステルカラーな気分」(pdf 642 KB)

主な作品・資料

  • 小林巣居人「春雪」小林巣居人「春雪」
    昭和52年(1977)
    茨城県近代美術館蔵
  • 小堀 進「霞ケ浦」昭和29年(1954)小堀 進「霞ケ浦」
    昭和29年(1954)
    茨城県近代美術館蔵
  • 速水御舟「淡紅梅」速水御舟「淡紅梅」
    昭和8年(1933)
    茨城県近代美術館蔵
  • 辻永「湖辺早春」辻永「湖辺早春」
    昭和35年(1960)
    茨城県近代美術館蔵
  • 中西利雄「アマルフィにて」中西利雄「アマルフィにて」
    昭和4年(1929)
    茨城県近代美術館蔵
  • 小林巣居人「氷とける」小林巣居人「氷とける」
    昭和46年(1971)
    茨城県近代美術館蔵
  • 村上華岳「山科春景」

    村上華岳「山科春景」
    大正8-9年(1919-20)
    茨城県近代美術館蔵

  • 小野竹喬「武陵桃源」右
  • 小野竹喬「武陵桃源」左

小野竹喬「武陵桃源」大正7年頃(c.1918)茨城県近代美術館蔵

開催詳細

企画展「パステルカラーな気分」
会期2025年11月1日(土曜日)~12月20日(土曜日)
休館日毎週月曜日(ただし、11月3日[月・祝]、11月24日[月・振]は開館。11月4日[火]、11月25日[火]は休館)
開館時間午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
会場茨城県天心記念五浦美術館 企画展示室A
入場料一般360(290)円/満70歳以上180(140)円/高校生240(170)円/小中生170(110)円
※( )内は、20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳又は指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方および付き添いの方1名は無料
※土曜日は高校生以下無料
※11月13日(木曜日)は茨城県民の日のため全ての方の入場料が無料
主催茨城県天心記念五浦美術館

本展のみどころ

1 パステルカラーな絵画たち

第1章では日本画に焦点を当て、自然の風景を明るく澄み切った色彩で描いた小野竹喬おのちっきょうによる屏風の大作《武陵桃源ぶりょうとうげん》や、雪の中でたわむれる小鳥たちを温かな色遣いで描く小林巣居人そうきょじんの《春雪》などをご紹介します。
第2章では、明快な色面構成の水彩で、独自の画風を確立した小堀進の《霞ケ浦》や、色彩豊かな風景画を多く描いた辻永つじひさしによる油彩画《湖辺早春》などをご紹介します。
それぞれ異なる画材によるパステルカラーの表現をお楽しみください。

2 パステルカラーの作り方にも注目

水彩画や油彩画においてパステルカラーは通常、濃い色の絵具に、白い絵具を混ぜ合わせることによって出来上がります。一方、日本画において、群青ぐんじょう緑青ろくしょうといった一部の色は、岩絵具の粒子が細かくなればなるほど明度が上がり、白みを帯びてパステル調になるという違いがあります。展示室では岩絵具や、その元となる鉱物を紹介するコーナーも設け、日本画材でのパステルカラーの作られ方を紹介します。

関連イベント

ワークショップ「鉱石からパステルカラーをつくろう」

展覧会に合わせて11月22日(土曜日)にワークショップ「鉱石からパステルカラーをつくろう」を開催します。孔雀石(くじゃくいし)をすりつぶし、薄緑色の岩絵具「岩緑青(いわろくしょう)」を作って色を塗る体験ができます。
日時11月22日(土曜日) 午前10時~、午後1時30分~
会場講座室
定員20名程度 ※要企画展入場券(半券可)、当日先着順、申込不要

展覧会担当者によるギャラリートーク

展覧会担当者が、展覧会の見どころや作品について解説します。
日時11月16日(日曜日)、12月6日(土曜日) 午後1時20分~(約30分)
会場企画展示室A ※要企画展当日入場券、申込不要

会期中のイベント

五浦寄席

社会人落語家による落語をお楽しみください。
出演二松亭ちゃん平、相模亭とげ蔵
日時12月7日(日曜日) 午前の部:午前11時~、午後の部:午後2時~ ※各回約45分
会場講堂
定員各回114名 ※要企画展入場券(半券可)、当日先着順、申込不要

 

映画会(五浦名画座)

「ふるさとがえり」(2011年/136分/カラー/日本)
日時11月9日(日曜日) 午前の部:午前9時45分~、午後の部:午後1時30分~ ※各回15分前開場
会場講堂
定員各回114名  ※無料、当日受付先着順、全席自由
「三十四丁目の奇跡」(1947年/96分/モノクロ/アメリカ)
日時12月14日(日曜日) 午前の部:午前9時45分~、午後の部:午後1時30分~ ※15分前開場
会場講堂
定員各回114名 ※無料、当日受付先着順、全席自由

 

 


掲載日 令和7年9月20日