令和5年度(2023年4月~2024年3月)
2023年4月29日(土・祝)〜6月11日(日)
椿×名品展
―ふたたび、五浦へ
椿は吉祥モチーフとして日本画、洋画、工芸などの分野で多くの作家たちによって表現されてきた。本展では、あいおいニッセイ同和損保が誇る椿をテーマとした美術コレクションより、各分野から選りすぐりの作品の数々を紹介した。
2023年6月23日(金)〜7月17日(月・祝)
再興第107回院展
茨城五浦展
再興第107回院展の出品作品から、日本美術院同人の作品をはじめ、日本美術院賞、奨励賞、天心記念茨城賞などの各賞受賞作品や茨城ゆかりの画家たちの作品を紹介した。
2023年7月22日(土)〜9月3日(日)
岡倉天心『東洋の理想』から120年
天心と画家たちのアジア
岡倉天心の著作『東洋の理想』が出版されてから、今年で120年。「Asia is One」の一説で始まるこの著作の思想は、インド、中国などアジアを旅した横山大観を筆頭とする日本画家たちに受け継がれた。本展では、日本美術院の作家を中心に、広くアジアを描いた日本画作品を紹介した。
2023年9月13日(水)~11月26日(日)
間島秀徳展 天地無常
The Kinesis Always Reveals New Panoramas
―そこに新たな風景が
かすみがうら市を拠点として、水をテーマに制作する現代作家間島秀徳(1960-)の回顧展。初期作品から「Water Works」「Kinesis」シリーズ、そして最新作に至るまで、およそ40年にわたる画業を紹介した。
2023年12月9日(土)〜2024年2月12日(月・振)
天心が託した国宝の未来
-新納忠之介、仏像修理への道
新納忠之介(1869-1954)は、岡倉天心が創設した日本美術院に参加後、多くの仏像修理に携わり、天心の文化財保護行政に貢献した。また、天心没後には奈良に置かれた「美術院」の中心として活躍し、その生涯を文化財の修理に捧げた。新納が確立した近代的な仏像修理法は、今日まで引き継がれている。本展では、修理図面や書簡などの新納忠之介旧蔵資料の他、新納が模刻した仏像などを展示し、その業績を紹介した。