新着情報
企画展のご案内
水底に群れ、水面に集う
会期:2024年2月17日(土)~4月14日(日)
本展覧会は、魚、水鳥、水棲生物などをテーマとした展覧会です。茨城県近代美術館の所蔵作品を中心に、横山大観や木村武山など五浦の作家をはじめ、河童など自然の中に住む精霊たちを描いた小川芋銭、霞ケ浦とそこに育まれる生命を描き続けた小林巣居人・恒岳などによる日本画を展示します。また、現在活躍中の作家、木下千春と松岡歩の初公開を含む新作・近作を紹介いたします。
次回企画展のご案内
西田俊英展 不死鳥
会期:2024年4月20日(土)~6月23日(日)
日本画家・西田俊英(1953-)は、昨年の武蔵野美術大学退任記念展に《不死鳥》を発表して話題を集めました。2022年より1年間、屋久島に滞在して描き始めた本作は現在も制作が続いており、最終的には全長90メートルを越す大作となります。西田が世界自然遺産として知られる屋久島に魅了されたのは、その豊かな原生林に象徴されるように、森林が人間にとってかけがえのない存在で、その貴重な自然、そしてそこに棲む生命の営みに強く共感したからです。その稀有な自然を見つめることで作家は「人間と自然の共生」「生命の循環」をテーマにした壮大な物語を紡ぎだしました。
本展では、代表作とあわせて最新作《不死鳥》をさらに進化したかたちで一挙公開し、西田芸術の現在を紹介します。